新入社員フォローの秘訣
日本の航空会社で、客室乗務員として
16年で約290万人を接客。チーフパーサーとして乗務する傍ら、客室乗務員の接遇マナーの講師、採用面接官を担当。
人材は会社の宝!
自立共走する人財に"共育”し組織力・チーム力を高めることが大切です。
笑顔は会社の力!
社長が笑顔になれば、社員や顧客にも笑顔が循環する”最幸"組織に。
接遇マナーやチームビルディングに関する研修・人財育成コンサルティングは、私にお任せください。
社長の笑顔をアシストする
最高組織づくりパートナー
谷口純子
6月に入りました。
この春、新入社員を迎えられた経営者の皆さん、新人さんは順調に育っていますか?緊張と慣れない環境の変化で、新入社員にも、そろそろ疲れが見られる頃です。
まだ、研修期間中だという新人さんがいるかもしれません。
コロナ禍で、リモートワークを導入している会社もあるあるでしょう。
新人が、人事部担当から各部門教育担当者へ引き継がれた場合は、担当者から新人状況の報告も、上がってきているのではないでしょうか。
社内の状況は、それぞれ違うと思いますが、経営者してどのようなフォローをなさっていますか?
大切なのは、新人がどのように育ってきているか今の状況を知ることです。
「今年の新人はどう?」と聞きたいところですよね。
でも、その言葉の前に、まずは経営者としてすることがあります。
それは、報告に来た担当者を笑顔でねぎらうことです。ぜひ、言葉に出してねぎらってください。
できる経営者は、どんなときも、相手をねぎらうことから話を始めます。その後、報告や相談を受けてください。
コロナ禍2年目。
新人も大変ですが、研修担当者も大変です(経営者も大変ですけどね!)。
昨年入社した新人にも、まだフォローが要る状況で、さらに、今年入社した新人の研修を行わなくてはなりません。担当者は大変だと思います。
研修担当者には、「報告に来てくれてありがとう。○○さんが、よく新人の面倒を見てくれているので助かっています。いつも感謝しています」などと、話を進めていくことをお勧めします。
担当者は、きっと「社長は、頑張りを認めてくれている。うれしい。自分は、もっと新人に向き合って育てていこう」と思うでしょう。
人は、認めてもらえるとうれしいものです。優しい言葉をかけてもらうと、人にも優しく言葉をかけられるようになります。
報告するのが管理職であっても同じです。経営者のあなたが、管理職をほめてください。
幹部になればなるほど、ほめられることは少なくなります。ほめられない管理職は部下をほめません。ほめ方を知らないからです。
直接、新人フォロー担当者と話す機会があれば
「○○部長からも、頑張ってくれていると聞いているよ。これからもよろしくお願いしいますね。体調に気をつけて頑張ってください」と声をかけてください。
経営者のフォローとは、フォローしている社員をフォローすることだと、私は考えます。
新人を一人前にするまでフォローしてくれる社員をねぎらい、感謝を伝えることによって、その社員は、ますます新人の育成に力を注ぐでしょう。
経営者自らが、部下を信じて認め、ほめることで、社内に連鎖反応が起き、新人をみんなで「共育」する風土や文化がつくられるのです。
新人が頑張れるのは、社内全体でのフォローや頑張る力があってこそです。
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